「LGBTはこの世界への贈り物。」
アップル社のCEOであるティム・クックが米国ユタ州で開催されたLGBTQの青少年向けイベントLove Loudに登場。感動的なスピーチを披露しました。
ティム・クックは2014年にゲイであることをカミングアウト。米国大企業上位500社である『フォーチュン500』の中で初めてゲイであることをオープンにしたCEOとなりました。
「今日、私はみんなの叔父さん、スポーツばか、美しいユタの恋人、そして誇るべきゲイのアメリカ人としてここにいます。」
「シンプルなメッセージを伝えに来ました。それは、すべてのLGBTの人々が聴きたく、信じたいことです。」
「LGBTはこの世界への贈り物。ユニークで、特別な贈り物。ちょうど君たちのような。」
「あなたに向けて、伝えたい。自分自身の真実を見つけて。自分自身の真実に話かけて。自分自身の真実に生きて。」
「社会や家族に受け入れられない子供たちを見る時、誰かがノーマルだと考えるものになろうと苦闘している子供たちを見る時、心が痛みます。」
「ノーマルっていう言葉は、造られた言葉の中で最低のものだと思う。僕らは、全員が同じわけではないし、同じように感じ、同じように考えるわけではない。君には何も問題がない。」
「人生が暗闇に落ち、厳しいことがあることも知っている。不合理で耐え難いように感じる時もある。ただ、夜は明け、暗闇にはいつも光が続くことを心に留めておいて欲しい。」
「自分の感覚にもっと心地よくなるし、人生に対する態度も変わる。人生はますます良くなるんだ。君は成功する!」
以下に動画があります。エモーショナルでとても感動的ですね。
Apple社は本当にこの人をCEOに選出してよかったと思います。この人ほど今のアップルを体現できる人はいないでしょう。ダイバーシティ、インクルーシブ、平等、自由、etc..
デザインのヘッドであるジョナサン・アイブをスティーブ・ジョブスの後継に、という話もあったそうですが、CEOは会社のビジョンを体現する人でなければいけません。優ればデザイナーをトップに据えればおしゃれな会社のイメージは創ることができたかもしれませんが、今ほどの、ある意味ただのガジェットメーカーからは数段抜きでた、もういかなるメーカーも追随できないような哲学的なメッセージを持った会社にはならなかったのでしょう。
スティーブ・ジョブスの慧眼、やはり天才としか言いようがありません。ティム・クックにはまだまだアップルのCEOとして世界を変え続けて欲しいですね。
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