ゲイである父親は立派な父になるという研究報告。(カナダ)

モントリオール大学による新しい研究では、ゲイである父親は立派な親になることが報告されました。

エリック博士は彼の博士論文のために、7年間にわたり92人の同性愛者の父親と1歳から9歳の子供46人を観察しました。

エリック博士は、ゲイである父親がどのように子育てに関与し、家庭における親の仕事を担当するかを調査。

その結果、ゲイである両親は子供の生活に深く関与する割合が高く、ゲイである父親はフェアな方法で子育に関する役割を分担する傾向があることがわかりました。

「あらゆるタイプの親の役割について高い関与があった」と、エリック博士は説明します。

親の分業

同氏の研究によると、ゲイである父親は育児においてストレートの父親とは異なる役割を担う傾向があったものの、その違いは「わずか」でした。

「より父親らしい役割を果たしていた。通常の父親に加えてより世話をする存在だ。」

同氏の調査によると、ゲイである父親は従来の男らしさの概念にそれほど制約されないため、家の中ではさまざまな役割を果たすことができたということ。ゲイである父親は、遊び相手、介護人、保護者、ロールモデル、道徳的な模範にもなりうる可能性があると示唆します。

「彼らは、父性と男らしさの文化的概念について、新しいモデルを再定義し、提供するものだ」とエリック博士は説明します。

「性の問題ではなく、性的指向の問題でもない。それは子供の世話をするにあたっての役割と、子供と過ごした時間の問題だ。それが子供のへの愛情を示すものなのだ。」

同性の子育てに関する研究

近年、同性の子育てに関して多くの研究が行われています。

ある研究では「別居しているストレートカップルに育てられる子供より、同居している同性カップルと共に過ごしたこどもの方が幸せであることが明らかになっている。」と示唆し、同性カップルの子供たちは、異性カップルの子供たちよりも6.7%卒業する可能性が高いことも報告されています。

レズビアンカップルに育てられた子供のメンタルに影響はない。20年超にわたる追跡調査。(米国)

 

ゲイカップルが一番子育て上手という研究結果。ゲイ男性は父親になろう!(イタリア)

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ゲイの人たちは自分が子供時代から苦労しているため、苦労知らずで大人になった人たちより、人の気持ち、子供の気持ちがよくわかると思います。

また、子供をもつことのハードルが高いため、子供を授かることができたときの愛着はひとしおでしょう。子供を持つことに対して覚悟を決める必要もかなり強いでしょうし。

そういう意味で、ますます子育てをするゲイが増えていくといいと思います。とはいえ、日本ではまずは同性婚からですけど。。

Pink News

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