米国の大企業を代表するフォーチュン500(*)の企業から、レズビアンであることをオープンにした女性リーダーが誕生しました。
(*)米国フォーチュン誌が毎年発表する総収入で全米上位500位のランキング。
2018年8月1日より、ベス・フォード(Beth Ford)は、米国企業の売上高ランキングで216位の食品・農業組合であるLand OLakes Inc.のCEOに就任。
技術・研究開発分野で20年の経験もつベスは、2011年に入社。会社のアナウンス退いよると、ベスは、ジル・シュルツという女性と同性婚をしており、ミネアポリスに住んでいるとのこと。
フォーチュン500の企業のうち、LGBTであることをオープンにしている3番目のCEOとなりました。ちなみに、他の2人はアップル社のティム・クック、化学メーカーであるダウ・ケミカルのジム・フィッターリングです。
「役員会での議題にはならなかったけど、」ベスは説明します。「なんでもないってことではないわ。」
「もしこのことが誰か勇気付けたり、人生の中で本当の自分になることができるんだ、って感じじてもらえるなら、それは素晴らしい瞬間。」
20代のうちは、職場ではカミングアウトできなかったとのこと。ただ30代は「自分自身で入られて、本当に幸運だったと思う」と説明します。
「仕事はとてもハード。そんな時、自分自身でいられないと感じなければならないのは、信じられないくらい大変。」
「家族や、私を尊重してくれた会社で働いていることにとても感謝している。」
人権団体であるヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)の実施した調査では、米国のLGBTのうち46%がセクシャリティを隠して働いているという結果になっています。
ベス・フォードのCEO就任について、HRCは声明を発表。
「彼女の本物のリーダーシップはLGBTの企業コミュニティによく知られている。カミングアウトのレズビアンといてのロールモデルは、特に力強いメッセージになる。」
「誰かがリーダーとなった後にカミングアウトしたって話ではない。彼女は本物の自分自身でCEOに上りつめたのだ。」
何かを隠さなければいけないというのはエネルギーを消費するもの。この無駄なエネルギーを仕事に回せたらどれだけ違いが出るでしょうか。やはり企業は従業員がカミングアウトしても問題ない環境を整えるべきです。
こちらも参照。
コメントを残す