マレーシア副首相は、マレーシアの首都クアラルンプールにおけるゲイ向け音楽フェスティバルを禁じ、海外の主催者は入国を拒否することを発表しました。
マレーシアのメディアは、タイ・バンコクで人気のゲイ向け音楽祭「White Party」がクアラルンプールのゲイクラブで開催されることを報道。 (バンコクのWhite Partyは こちら )
しかし、その後副首相のAhmad Zahid Hamidiが、イベントを阻止することを宣言しました。
(Photo by OLIVIER DOULIERY/AFP/Getty Images)
マレーシアの大手メディアNew Straits Timesなどによると、Ahmad副首相は、「ゲイの人々は『不自然(not Natural)』である。」と発言。
「政府は、関係者を『好まざる者(not to let category) 』として監視している。」
「担当大臣として、White Partyはマレーシアのいかなる場所でもー屋外であろうが屋内であろうが、開催することはないよう、警察や移民局に指示している。」
「これが全てのマレーシア人に対して私が宣誓することだ。」
副大臣はまた、以下のようにコメントしています。
「関係者に入国ビザが付与されることはないし、マレーシアにおいて、このようなゲイイベントが許可されることは今後も決してない。なぜなら、ゲイの振る舞いは正常な人間の行いではないからだ。」
「私たちが観光業においてやれることは他にたくさんある。ゲイ関係は必要ない。」
マレーシアでは同性愛は禁止されており、刑法上、20年以下の禁固刑、むち打ち、罰金が課せられます。
マレーシアはイスラム教国であり、イスラム教では同性愛を禁じているので、仕方ない面はあります。ただし、どんな国でもどんな宗教でもLGBTは一定数おり、宗教を超えた、人間としての権利は尊重すべきではないでしょうか。
このような国に、明るい未来があるか疑問ですね。
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