「ゲイ及びバイなど性別選択機能を持つことは、出会系アプリにとって重要なことです。なぜなら、自分のセクシャリティに素直になることは、私たち自身の最も重要な部分であると信じているから。」
このフレーズとともに、米国リベラル議会(American Liberal Council)は、全てのセクシャリティの人が利用できる出会い系アプリ『Never Trump Dating (トランプは絶対ダメ、デートアプリ)』をローンチしました。
このアプリ、実はトランプ支持者によって立ち上げられた出会い系アプリ『Trump Dating(トランプデートアプリ)』に対抗するために開発されたもの。
(Source: screenshot of Trump Dating)
『Trump Dating』は、ゲイ及びバイの使用を禁止し、ストレート(異性愛者)の男性及び女性のみをユーザーとするもの。利用者のプロファイルは、LGBTコミュニティに対して敵意をむき出しにしているそうです。
その他にも、さすがトランプ支持者向けの出会い系アプリということもあり、
「We need a wall. (壁が必要だ)」(トランプ大統領が、メキシコ国境との間に壁を建設することを目指していることを受けて。)や、「OMG TRUMP is the best! (トランプは最高だ!)」などのコメントをプロファイルに記載しています。
(Source: screenshot of Gay Star News)
ブログ執筆時では、ユーザーは白人のみ、とやはりトランプ支持者のみが利用しているようです。
一方の『Never Trump Dating』は多様性と寛容をモットーに現在多様な人種により10万人のユーザーが使っているとのこと。
寂れた旧工業地域(ラストベルト)とイケイケのIT先進地域、白人と有色人種、ストレートとLGBT、、、
日本人にはわかりづらいですが、アメリカの分断は出会い系アプリにまで及んでおり、ますます亀裂は深まっているようですね。
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