ハーバード大学医療大学院の准教授ブリトニー・チャールトン博士が実施した調査によると、バイセクシャル(両性愛者)の10代青少年は、ストレート(異性愛者)に比べて、5倍、レズビアンでも2倍の妊娠率となっていることがわかりました。
チャールトン博士は、『幼年期のトラウマ』がこの高い妊娠率という結果につながっているのでは、と推測します。
「バイセクシャルが若い年齢で妊娠指定しまうのは、早い段階でセックスを経験してしまうからと考えられる。さらに、性的マイノリティは性的虐待を受けやすく、またホームレスとなる可能性も高い点も妊娠者の割合が高いことの理由であろう。」
この研究では、幼少期における虐待やいじめを受けた人を統計から除外した場合、性的マイノリティとストレートとの間の妊娠率の乖離は45%縮小しています。
バイセクシャルは、ストレスを抱えやすく、自暴自棄になりやすいことも妊娠率の上昇に関連しているのでは、と指摘します。
レズビアンは平均年6回ほどLGBT関連の活動に参加する一方、バイセクシャル女性は17%となっており、カミングアウトしている割合もレズビアンが70%であるのに対して、バイセクシャルは38%、バイセクシャルが悩みをかかえてしまっているのは明らかです。
バイセクシャルは悩み深い?バイのメンタルヘルに関する研究結果。
チャールトン博士はこの問題に対して、訓練された医療関係者が性的マイノリティのニーズを適したサービスを提供すること、また青少年の妊娠の問題も考慮してデザインされた予防法の確立することなどで、性的マイノリティの手助けをすることができると提案します。
日本の性的マイノリティは、本記事にあるように早い段階でセックスを覚える人もいる一方で、カミングアウトできないず隠さなければならないという意識から、性に対して奥手になる人もおり、2極化している気がします。
男性とセックスをしたくないレズビアンの方が、ストレートの女性より妊娠率が高いというのは、ちょっと闇が深そうですね。
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