トランスジェンダーは生まれつきである、という研究結果。

ブラジル・サンパウロ医科大学の研究チームが実施した調査によると、「トランスジェンダーは生まれながらにして、トランスジェンダーである」ということが判明しました。

この調査はトランスジェンダー(身体的性別と自認する性別が一致していない人)とシスジェンダー(いわゆるストレート。身体的性別と自認する性別が一致している人。)の脳、特に大脳皮質の1領域である「島皮質」の容量に注目。トランスジェンダーとストレートの間には有意な違いが認められたとのことです。

(source: wikipedia>

「島皮質」は、人間の意識、特に身体イメージや、自己認識、共感などにおいて重要な役割を果たします。

この研究を主導したジャンカルロ・スピッチリは科学ジャーナル対し、「赤ちゃんは母体の中ですでにトランスジェンダーとして成長している」と説明します。

「トランスジェンダーの脳には、自認する性別に近い特徴を見出すことができ、これは懐胎の時点で既にに始まっていると考えることができる。」

共同研究者のカルミタ・アブドは、トランスジェンダーは「社会の産物」ではないと強調します。

「今回の研究結果における証拠は、MRIスキャンに基づいた立証可能な根拠があり、イデオロギー(社会的な考え方)に従っているのではない。」

トランスジェンダーは、身体と心の性が一致しないことから、多くの問題を抱えている上に、社会的にも差別や迫害を受けています。

トランスジェンダーは生物的に自然の姿である、との前提に立って社会的なシステムを構築していくことが必要ですね。

Pink News

 

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