米国バンダービルド大学(Vanderbilt University)が最近実施した調査によると、ゲイ男性はストレート男性より平均で10%多く稼いでいるという結果になりました。
この調査は米国全土で実施され、同等の教育水準、経験、仕事内容のゲイとストレート男性を比較したもの。
担当したKitt Carpenter教授によれば、膨大なデータから導き出された今回の結果は、ショッキングなものだと述べます。
というのは、従来の研究では、ゲイ男性の方がストレートよりも稼いが少ないという結果が通説となっており、例えば2014年にイギリスで実施された調査ではゲイ男性の稼ぎは9%低いと結論づけられていました。
教授はハーバード・ビジネス・レビュー誌に対し説明します。
「我々の研究方法や前提が間違っていないか、以前発表された論文を読み返して比べた。しかし間違いはなかった。そこで今回の結果を、何度も見直してみた。ところがエラーや基本的な問題は見当たらなかった。」
なぜゲイ男性がストレート男性よりも収入が稼ぎがいいかについて、確たる証拠はまだ見つかっていないものの、教授はLGBTQを取り巻く環境が「it gets better (良くなってきている)」ためではないかと推測します。
「従来ゲイ男性は「労働市場における差別」というペナルティを受けていた。しかし、近年はLGBTQの人々に対するこのペナルティが減ってきているのではないだろうか。」
さていかがでしょうか。
従来ゲイが避けていたような高給だけどマッチョな風土の会社(金融、エネルギー関係などでしょうか。。)において、ダイバーシティの取り込みが進み、ゲイを積極的に採用するようになったからでしょうか。
まあ、年収なんて個人の幸せにはあまり影響しませんね。まして、10%の違いは誤差の範囲内ではないでしょうか。やりたい仕事ができる、これがいちばん大事ですね。
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