エッセン大学病院(ドイツ)が156人の性別適合手術を実施したトランスジェンダーを6年間追跡した結果、ほとんどのケースで、性別適合手術を施したトランスジェンダーのクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が改善したことが判明しました。
同病院のヘス博士により主導されたこの調査によると、男性から女性へ性適合手術を施行した場合、80%の人が、術後は自身を女性として受け入れることができ、高い満足を得ることができたとの結果になりました。ヘス博士は解説します。
「4分の3以上の患者が、術後にクオリティ・オブ・ライフを改善できているという結果は、とても良いニュースだ。80%が自分を『女性』と考えることができ、16%は『より女性的』とか感じることができるようになった。4分の3の患者は術後に(セックスから)オルガズムを感じることができるようになったと回答している。」
「トランスジェンダーのクオリティ・オブ・ライフに関する前向きな情報を得ることは重要なことだ。彼らは、ストレスが高くや精神的疾患にかかる確率は高く、普段低いクオリティライフの中で生活している。性別適合手術はこの状況を変えることができ、術後にポジティブな影響を得ることができる。わわわれは従来、トランスジェンダーのクオリティ・オブ・ライフを把握する伝統的な方法を使ってきたが、今回の結果は、より深いところまで把握することができた。」
現状、多くの医師が、性適合手術が価値のある治療ということに懐疑的だとのこと。そのため、トランスジェンダーの人が治療を受けることで、クオリティ・オブ・ライフを向上できるようにするため、今回のような調査結果を集める必要があるとのことです。
あるべき姿の自分になって、ありのままの自分として生きていく事が幸せの秘訣でしょう。
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