他人とエッチしても浮気ではない?オープン・リレーションシップ(Open Relationship)を長続きさせるには?(米国)

2016年に実施された 調査 によると、ゲイ男性の41%が、現在または過去に『オープン・リレーションシップ』の関係にあると報告されています。

Wikipediaによると、オープン・リレーションシップ(open relationship)とは、結婚やパートナーシップに準じる関係において、一夫一婦制(モノガミー)の状態ではなく、他者との性的関係も相互に許容する関係と説明されています。

簡単にいうと、「恋人やパートナーはいるものの、セックスだけは他人とやっていいと認めている関係」という事でしょう。

さてイギリスのNGOである、GMFA(the Gay Mens Health Charity)がオープン・リレーションシップがうまくいく秘訣について考察したところ、以下の結果になりました。

・正直である事(93%)

・ルールを決める事(87%)

・コンドームの使用など、安全なセックスを心がける事(62%)

・元彼とは関係を持たないこと(47%)

・共通の友達とは関係を持たない事(43%)

・恋人以外のセックス相手とは、1回だけの関係とする事(24%)

・必ずパートナーと一緒に3人でセックスする事(15%)

ある回答者は、「透明性が大事で、事前にパートナーの了解を得る必要はないけれど、事後に報告する事が大事」という意見もありました。

たとえ上記で挙げたようなルールを決めたとしても、ゲイも人間、やはり約束を破ってしまうこともあります。この調査では、40%の人がオープン・リレーションシップの関係で問題が起きたと回答。

具体的な問題として、

・相手にきちんと他人とセックスをした事を報告しなかったという例

・セックスだけの関係だと割り切っていたつもりが、その相手を好きになり始めてしまった例

などが紹介されています。

このように、オープン・リレーションシップをうまく続けるのは中々難しそう。それでも、成功の秘訣として以下の取り組みが有効です。

・オープン・リレーションに関するルールを策定する。

・ルールについて、お互いが100%納得する。

・パートナーとの適切なコミュニケーションを実施する。

・自分とパートナーは別々の嗜好を有していることを理解し、この違い(ダイバーシティ)を楽しむ。

・HIVなど性病検査を、継続的に実施する。

ちなみに、前出の研究では、オープン・リレーションシップの関係を持ちやすい人の特性として、以下のタイプが報告されています。

オープンマインド(心が開いていること)で、クリエーティブ、想像力に富む者ほど、『オープン・リレーションシップ』の関係に入る。

複数と性的関係を持つ人の性格は?に関する研究結果。(米国)

クリエーティブで好奇心旺盛なゲイは、一人の人と末永く付き合うというのは難しいのかもしれません。それでも、人間とは奥深いもの。色々な人と表面だけのセックスを繰り返すより、1人の恋人を掘り深めていくのもまた、趣きがあるものではないでしょうか。

とはいえ、色々な人とセックスはしたいという人は、お互い納得するルールを作って仲良くやっていくのだ大事そうですね。

GMFA

 

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