『環境調査と公共衛生に関する国際ジャーナル』に発表された調査によると、LGBTをカミングアウトしていない青少年は、Facebookのようなソーシャルネットワークにおいて「つながりが弱い」ということという結果になりました。
この調査は、LGBTの青少年によるFacebookの利用を調査、その中には性的指向や性自認についてどのように取り扱うかなども含まれます。
その結果は予想通りか、クローゼットの青少年はソーシャルメディアにおいて、同性愛嫌悪のようなマイナスのリアクションを受けるのを恐れ、他者とのつながりが弱くなるという結果になりました。
研究者によると、ソーシャルメデイィアはLGBTの人に対して、プライベートとパブリックのバランスをとるべく「新しい困難」をもたらしていると指摘します。
「以前はほんの近しい人とだけ共有できていた情報が、今やFacebookのネットワークを通じて、考え方の大きく違う昔のクラスメートや知人、親戚などに簡単に広がるようになった。
このことはLGBTの若者が、ソーシャルメディア上で、どのように自身の性的指向や性自認を取り扱うかについて悩まざるえを得ない状況となった。」
まあ、予想通りの結論でしょうか。カミングアウトしていないLGBTの若者にとって、ゲイバレしないかは非常に重要な問題。むやみやたらにオンラインにプライベートな情報をあげると、どこでボロが出るかわからず不安ですので、結局SNSはあまり使わないということになってしまいます。
LGBT向けのアカウントで気の会う仲間とだけ「つながる」のか、いっそカミングアウトしてしまうのが精神衛生上いいのでしょう。
コメントを残す