それでも使う?出会系アプリの利用は自分へのプレッシャーになるという調査結果。

スマホの普及により、出会い系アプリで恋人を探す人はかなり増えていると思います。ただし、利用には注意?

North Texas大学の研究者により行われた研究によると、出会い系アプリのTinder(*1)を定期的に利用している男性は、全く利用しない男性に比べ、自分の体への心配が多く、自尊心が低いことが判明。

(*1) GPS位置情報機能を利用した出会い系アプリ。Facebookと連動してプロファイルを設定することができる。画面上に次々と現れるユーザーについて、好みなら左、興味がなければ右にスワイプし、左スワイプ同士のユーザーはシステム上マッチし、通知される。

(Tinder Logo)

性的対象として、男性、女性、または男女を選ぶことができ、ゲイ男性の間でも人気のアプリ。

この調査は、オンライン上で匿名で行われ、234人の男性(TInderユーザー31名、それ以外203名)、913人の女性(Tinderユーザー69名、それ以外844名)が参加しました。

その結果、出会い系アプリの男性ユーザーは、肉体に関してプレッシャーを感じていることが判明。例えば、

  • 自分の体、例えば身長や体毛の量、性器の大きさなど、に対して恥じている割合が高い。
  • 肉体について、単なる体というよりは、性の対象とみなしている割合が高い。
  • 肉体を見られていると感じる割合が高く、また良い体を維持しなければいけないというプレッシャーを感じてる。
  • 他人の肉体についても批判的である。

調査を実施した研究者は次のように結論づけます。

この結果は、TInderが『見た目』へのプレッシャーをもたらす現代のメディアを象徴しており、このようなメディアの利用は、自身の肉体や自分自身に対する様々なネガティブの自己認識につながっている。また、出会い系アプリの利用は、利用者の意識に、理想とする容姿像を発達させ、他者と比較することにもつながっている。

出会い系アプリは『選ばれるための道具』であり、自分の体について意識が行くのは当然だと思います。

『見られている』いう意識を糧に、自分磨きのモチベーションになるのであれば、それはそれでいいと思います。出会い系アプリを使って、自分磨きを始めて見るのもまた、一興?

Queerty

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