LGBTに関する国際会議『性的志向、性自認及びインターセックスの状況に関する調査:データ収集、分析、社会及び政策』が香港で開催されました。
会議の出席者によると、「世界のLGBTの生活に関するデータが十分ではなく、このことがLGBTの平等に関して各国の政府が適切な政策を制定することを妨げている」と問題提議されています。
会議にはアカデミック分野、研究者、政府関係者、権利啓蒙団体や国際連合関係者など100人が参加し、LGBTIの生活改善のためのデータの利用について議論されました。
その中で、「LGBTIの人々に対する政治経済、社会的受入に関するデータが不十分であるためにLGBTが適切な社会サービスを享受し、平等を勝ち取ることを阻んでいる」と主張されています。
香港中文大学の教授であるSuen Yiu-tungは説明します。
「LGBTIに関する実証的な証拠が人々の認識を変え、生活を変える。今回の歴史的な会議は、現実の世界変えるLGBTIの研究のため、様々な利害関係者に影響を与えるだろう。」
米国マサチューセッツ大学アマースト校の教授であるリー・バジェットもデータの必要性を訴えます。
「LGBTIの不平等や次に何をすべきかを理解するためには、LGBTIに関するデータの進化が必要だ。今回の会議はそれを達成する助けになるだろう。」
会議の参加者は、LGBTIの人々が直面する不平等に関する実証的データの進展について、前向きに捉えています。LGBTIの社会的な受入について、証拠に基づいたアプローチをより効果的にできると考えています。
さて、いかがでしょうか。
今、世界はビッグデータブーム。莫大なデータの中から一定のトレンドを発見し、現実社会を改善していく手法が盛んになっています。LGBTIに関する多くのデータが集まるようになれば、LGBTIが被っている不平等や困難も浮き彫りになってくるはずです。
各国が協力してデータを収集・分析し、LGBTが生きやすい世界を構築されていくことを期待したいですね。
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