香港において、ゲイの献血による規制が緩和。でも、この新しい規則、守れる?

香港において、ゲイ男性も献血ができるようになりました。ただし、その条件はなかなか難しそう?

現在、香港では献血サービスを担当する国際赤十字社の決まりにより、献血希望者は所定のアンケートを答える必要があります。

アンケートの内容は最近の渡航履歴、健康状態など。もし、男性の献血希望者が、男性とセックスしたことがある場合、永久に献血を認められないというルールでした。

しかし、2017年9月25日より、12ヶ月以内に他の男性とセックスをしていない場合は献血が可能となりました。

この変更は、香港の担当事務局がすでに献血を認めているフランス、イギリス、オーストアリア及びアメリカ諸外国を調査した結果決断したもの。

これらの国では、12ヶ月以内にセックスをしていないゲイ男性からの献血を認めても何ら悪影響がなかったことがわかっています。

赤十字社献血グループのLee Cheuk-kwong博士は、彼らが調査したデータによると、12ヶ月以上というきかんにすればリスクは大きくなると結果が出ていると述べます。

(Lee Cheuk Kwong via The Croucher Foundation)

「以前の調査では、健康状態に関してアンケートに答える男性はより正直であり、リスクはさらに低くなる。」

慈善団体のAids Concernは、「これは前進だ。」とする一歩で、「12ヶ月という期間については、より短くすべきだ。」とコメントしています。

今年6月に実施されたアンケートによると、ゲイフレンドーという観点から、香港は最低水準のとしてとして評価されており、今回の変更は大きな一歩だと見なされています。

確かに、ゲイ男性も普通の男性と何ら変わらないので、同じようにに献血をするというのは当然の権利だと思います。一方でHIVの感染率がストレートに比べて高いというのも現実。より早期にウィルスを検出できるような医療技術の発展が必要です。

しかし、これに該当する、ゲイ男性なのに男性と12ヶ月セックスしない人なんか、そうそういないのでは。。

Instinct

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