不信任案が可決された前ラホイ首相に変わってスペインを率いることとなった社会労働党のサンチェス新首相。内閣の組成に当たって、11人の女性と6人の男性を選びました。そして驚くべきことに、うち2人はカミングアウトしている男性政治家となりました。
Fernando Grande-Marlaskaは1962年生まれの55歳、裁判官出身であり、内務大臣に任命されました。ちなみにFernandoは、2005年のスペインにおける同性婚の認可時に男性パートナーと同性婚を果たしています。
(Fernando Grande-Marlaska from wikipedia)
一方のMaxim Huerta Hernandezは、1971年生まれの47歳。ジャーナリスト出身ですが、今回文化スポーツ担当相に就任。(ただし、就任後数日で過去の脱税の罰金が確定し、残念ながら大臣を辞任しています。)
(Maxim Huerta Hernandez by wikipedia)
サンチェス首相は組閣に先立ち、「新しい内閣は、スペイン社会の変化を反映するものにしたい」と述べていました。
今回、2人のゲイ大臣が任命されたことで、スペインの新しい政府はLGBTの権利を前向きにサポートしていくのではと期待されています。
スペインは同性婚が認可されたのも2005年と比較的早く、ヨーロッパではベルギーとオランダに次ぐ3番目の国です。
国を率いるリーダーとしては、アイルランド、アイスランド、ベルギー、セルビア、ルクセンブルグのリーダーがLGBTであることを公表しています。
首相もイケメンですが、ゲイ大臣もダンディーで素敵ですね。
何はともあれ、17人の大臣中11人が女性、2人がゲイ、ストレート男性は4人のみというなんというダイバーシティ内閣でしょうか。今後スペインの変革が期待できそうです。
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