アメリカのLGBTは毎年10兆円を旅行に費やしているという統計があります。これは全国民の旅行消費のうち10%に及ぶとのこと。
今回、ゲイ出会系アプリのGrindrと経済誌Forbs Magazineが、ミレニアル世代(1980年以降に誕生した世代)のGrindrユーザーに対してより詳細な調査を実施。
まとめると、『若い世代のゲイは旅が大好きで、ゲイフレンドリーな旅先やホテルを使う傾向にあり、3分の1程度のゲイ男性は出会い系アプリで現地のゲイと楽しんでいる』というところでしょうか。
子育てをしているLGBTカップルは少ないでしょうから、ストレートのカップルに比べて、時間やお金に余裕がある人が多いのでしょう。
今後ますます、LGBTの旅行者に愛されることが、旅行業界においても成功の秘訣となるでしょう。
ちなみに、ゲイの出会い系アプリがこのような調査をするというのは面白い試みですね。
アプリの中でも、ゲイの出会い系アプリの利用時間は群を抜いて長いという調査結果もあります。今や世界中のゲイの莫大なデータを保有していそう。
そこから導き出せるインサイトでますますゲイフレンドリーなサービスが生まれるといいですね。
消費力
世界のLGBTQの購買力は年間5兆米ドル(530兆円ほど)以上と見積もられており、2016年度は米国だけで9,650億ドル(110兆円)と見積もられています。
旅行に関しては、
・40%ー3ヶ月に1度は旅にでる。
・24%ー毎月旅にでる。
・39%ー1~3ヶ月前から計画を立てる。
・35%ー3−6ヶ月前から計画を立てる。
海外旅行
・41%ー海外旅行に行ったことがあり、好きだ。
・42%ー今にでも海外旅行に行きたい。
ゲイフレンドリー
・61%ー旅先や、航空会社、ホテルを選ぶときにゲイフレンドリーであることは重要
・75%ーLGBTQ向けのウェブサイトがある旅先は、より前向きに検討する要素になる。
アドベンチャー
・49%ー旅先ではナイトライフを楽しむ。
・46%ー旅先の文化や料理を楽しむ。
・39%ー観光地、博物館などを楽しむ。
ホテル
・50%ーカジュアルなホテルを好む。
・52%ーナイトライフを楽しめるホテルを好む。
・71%ー昨年度、有名ホテルに泊まった。
・26%ー昨年度、ブティックホテルに泊まった。
・29%ーホームシェアに泊まった。
アプリ
・52%ー旅先でのガイドにアプリを使った。
・31%ーゲイの出会い系アプリを使った(ゲイ男性)
・66%ーUberやLyftなどのカーシェアリングアプリを使った。
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