米国マケット大学がウィスコンシン州LGBT商工会議所のために実施した調査によると、88社の調査対象会社のうち、上級幹部にLGBTの社員がいる会社は業績が高いという結果になりました。
「好ましいな業績」には、「組織パフォーマンス、社会的および環境面におけるの社会的責任、労働力のクオリティと働き、そして高度な人事管理の実践」などが含まれています。
ウィスコンシン州LGBT商工会議所のジェイソン・レイ会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。
「この調査結果は、CEO、事業主、上級管理職または取締役という立場にかかわらず、LGBTの人々がリーダーシップを取っていることは企業の業績に有利となることを示している。簡単に言えば、多様性はビジネスにとっては良いことだ。」
この報告書は、LGBT の人々が上級管理職に就いていたかどうか、そしてビジネス成果にどのような影響があったかを調査したもの。参加した企業のうち61%の企業が1人以上のLGBT をトップマネジメントとして採用していました。
先日、「LGBTであることは出世に不利になる」という研究結果を報告していますが、企業が発展するためには、セクシャリティに関係なく優秀な人をマネジメントポジションに採用していくことが必要です。この変革の時代に、ゲイだから、とか女性だから、など言ってられません。
日本の伝統的大企業の役員会を見ると、同じようなおっさんが大半を占めています。変化の度合いが高く、柔軟性や多様な発想が求められる現代のビジネス社会で、同質性の高すぎる日本の役員会は異常だし、危険です。
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