人権団体のHuman Rights Campaign の実施した最新の調査によると、LGBTQの労働者の半分以上が職場でカミングアウトしておらず、この割合は過去10年間でほとんど増加していないという結果となりました。
HRCの主催する「職場における平等プログラム」のディレクターであるディーナフィダス(Deena Fidas)は、「LGBTQの労働者は、しばしば職場において偏見の環境に直面していると説明します。
調査によると:
・LGBT労働者の46%が職場でカミングアウトしていないと。 5人のうち1人は、同僚からより女性的(レズビアンの場合)、または男性的(ゲイの場合)な服を着るように言われてることがある。
・LGBT労働者の53%が、職場位においてゲイやレズビアンに関するジョークを聞いている。
・LGBTの労働者の31%が、仕事において幸せでない、または落ち込むと感じている。
・ほとんどのLGBTがカミングアウトしても職場の雰囲気を変えことにはならないし、同僚との関係に問題が出るかももしれないのでカミングアウトしない。
米国では、多くの州で、職場における性的指向とジェンダーの差別から保護する法令があります。これは、ほとんどの州でLGBTQで解雇されることを意味します。
米国では現在、性的指向と性同一性に基づいて雇用差別を禁止する連邦レベルでの法律は存在しません。2013年に、米国上院はLGBTQのアメリカ人に対する職場差別を禁止する法律を承認してはいます。
同性婚を認可することができた米国でこの状況だと、日本はまだまだ厳しそう。いや、昨今の労働力不足の環境の中でLGBTQを差別している暇はないかもですね。性的指向がなんであろうと、誰もが力を合わせて進んでいく必要があります。
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