ゲイのカミングアウトがまだまだ難しい世の中、男同士で手を繋ぐという間接的カミングアウト行為はまだまだハードルが高そう。
ストーンォールによる最近の調査( Stonewall ) によると、50%のゲイ男性が人前でパートナーと手を繋ぐことに居心地の悪さを感じているという結果に。その理由といて、イギリスでもまだまだ多いヘイト・クライム(*1)の存在を指摘しています。
(*1) 憎悪犯罪。人種、性的指向などへの偏見や憎悪に起因して起こされる暴行など。
英国のLGBT5,000人に対して実施された最近の調査では、5人に1人の割合でヘイト・クライムの被害にあっているとのこと。ヘイト・クライムの内容は侮辱から暴行の多岐に渡ります。しかし、このような犯罪にあっても、81%の被害者は警察に連絡しないとも。
その他、以下のような結果に。
・21%のLGBTが過去12ヶ月にヘイト・クライムの被害にあっている。しかし、トランスジェンダーに限ると、さらに41%という割合に上昇する。
・アジア人、黒人、その他マイノリティの民族はヘイト・クライムを受ける確率が上昇する。(白人が20%だったのに対して34%)。
・38%の回答者が、人前でパートナーと手を繋ぐのはこわいと回答、ゲイに限ると58%に上昇する。
この調査では、LGBTが日常的に差別に直面していると強調、例えば10%のLGBTは不動産の賃貸・購入に関してトラブルがある、また6人に1はカフェやレストランでも不都合な経験をしていると回答しています。
日本でも、男同士で手を繋ぐのは、まだ奇異な目で見られがちですね。(最近のボーイズラブブームで状況はちょっと変わってきているかもしれませんが。。)一方、女性同士については、結構自然に受け入れられている気がします。好きな人と、好きな時に手が繋がれるそんな世の中がいいですね。
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