世界のLGBTを取り巻く環境はまだまだ厳しい。反同性愛嫌悪(ホモフォビア)国際デー。

5月17日は反同性愛嫌悪(ホモフォビア)国際デーです。

反同性愛嫌悪国際デー(The international day against Homophobia and Transphobia)は、LGBTの諸問題について政治家やオピニオンリーダー、社会運動や公共の注意を引くために、2004年に制定された国際記念日。

世界保健機関(WHO)が、ホモセクシャリティを精神疾患から除外することを決定したのは1990年の5月17日で、これにちなんで反同性愛嫌悪国際デーとなりました。

現在、世界中のLGBTが平等や安全のために闘っていますが、未だに多くの人が恐怖や孤立の中で生活しています。

ほとんどの国において、未だにLGBTは基本的な人権や保護を認められておらず、差別や暴力の危機に直面しています。

(Source: Instinct/IDAHOTB)

世界を取り巻くLGBT事情は次のようなものとなっています。

・25カ国で同性婚が認められている。

・72カ国で同性愛関係は罪であり、10カ国以上で同性愛は死刑となる恐れがあります。

・2008年~2017年の間で、2,600人以上のトランスジェンダーが殺人事件に巻き込まれました。

・LGBTを差別するトレンドが生まれ始めています。例えば、ロシアやリトアニア、ナイジェリアではLGBT的な活動を禁止する『反プロパガンダ法』が制定されています。

LGBT平等啓蒙団体のヒューマン・ライツ・キャンペン(Human RIghts Campaign)のディレクターであるTy Cobbは、「世界のリーダーは行動を起こすべきだ」と主張します。

「世界のLGBTQコミュニティーが平等を促進する位のベイティブな活動を行っていく中で、トランプ(米大統領)、ペンス(副大統領)は世界のLGBTQの人々をサポートすることを怠っている。チェチェンからエジプトまで多くの国で問題が起きている。今回の反同性愛嫌悪国際デーにおいて、世界のリーダーが全ての人の権利を保護するために一歩踏み出すことは必須である。」

全ての人が、平等の権利を享受することは当然認められなければいけない事ですね。

Instinct Magazine

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