HIV治療中でウィルス非検出であれば、感染はないという報告。(国際会議)

アムステルダムで開催された国際エイズ会議( International AIDS Conference)で発表された最新の医学研究結果によると、治療中のHIV 感染者から非感染パートナーにウイルス感染させることはないことが報告されました。

この調査『PARTNER 2』によれば、HIV 陽性の男性が効果的なHIV治療を受けており、ウイルス量が「検出不能」となっていれば、コンドームなしのセックスの場合でも、HIVの感染は認められなかったとのこと。

この調査に先立つ『PARTNER』では、異性(ストレート)カップルに焦点が当てられており、この際は635組の同性カップルが含まれていましたが、『PARTNER2』では、さらに同性愛カップルを337組加え、14カ国に及ぶ調査となっています。

77,000ケースのゴムなしセックスを調べたところ、HIV陽性のパートナーがHIV検出量200コピー/mlであれば、HIVの感染はありませんでした。また、ゴムなしのアナルセックス126,000ケースでも感染はなかったとのこと。

科学者のアリソン・ロジャーは「注意深く観察したけど、一件も見つからなかった。」と説明します。

英国のHIV /エイズ対策団体であるマシュー・ホドソンNAM専務理事は「科学的事実が恐怖心を克服するときだ。」と述べます。

「ウィルス非検出となっているときはパートナーにウィルスを感染させないという知識は、人々に治療を継続することを促す力となる。HIVに感染している人々の恐怖やストレスを解消することができるという意味で重要だ。」

 

治療を行えば感染のリスクはないようです。次は完治ですね。期待したいものです。

Instinct

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