ワシントン大学により実施された研究によると、年配のレズビアン、ゲイ、そしてバイセクシャルの人々はストレートの人に比べ、より慢性疾患にかかりやすいとの結果に。
これは、50歳以上のストレート及びLGBの33,000人に対して2年間にわたって実施した、全米規模の調査結果です。調査の結果、総論として以下の通りコメントしています。
一般的に、LGBの人々はストレートの人とに比べ不健康と言える。特に心臓・血管疾患や免疫力の低下、首や背中の痛みなどに関して。さらに彼らは、喫煙や過剰な飲酒など、不健康な生活習慣を送りやすい。ただし、一方で研究結果によれば予防的な医療手段、例えばHIV検査や血圧検査を受ける割合が高くなっている。
また、研究結果によると、バイセクシャルの人々はストレート、ゲイどちらのコミュニティにも深く関わることができず、孤立やさらなる孤独を感じやすく、そのためさらに健康問題を抱えがちになるとのこと。
そのほか、以下の結果が報告されています。
- ストレート男性の4.8%に対して、ゲイ男性の7%が心臓疾患に由来する胸の痛みを経験している。
- LGBの人々は免疫システムが弱いことが報告されている。
- レズビアン及びバイセクシャルの女性は最大2倍過剰な飲酒など不健康な生活を送っている。
- 75%のゲイ及びバイセクシャル男性、約50%のレズビアン及びバイセクシャル女性がHIVテストを受けている一方、ストレートは約25%に止まる。
- 僅かであるが、レズビアン及びバイセクシャル女性はストレートの人に対して健康保険に加入している割合が高い。おそらく経済的に独立している人が多いことや、同性パートナーの会社福利によるのでは。
アメリカの調査ですが、日本もHIV検査率が高い一方で、不健康な生活習慣や疾患が多いのは変わらなさそう。ただし、最近はストレートでも悩みを抱えている人は多そうだし(結婚して子供がいるからって幸せとも言えなさそうな人、多いですし、、)一方でwLGBでも楽しく暮らしている人も増えてきていますね。日本で調査したらどうなんだろうか。
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