英国のゲイ雑誌Attitudeが5,000人以上の読者に対して実施した調査によると、71%が自分のパートナーがフェミニン(女性っぽさ)がある場合、興味がわかないと回答。残りの29%のみ、ゲイ男性のフェミニンな性格をポジティブに評価しました。
「女性っぽいゲイのせいでゲイコミュニティのイメージや評判が悪化しているか?」という質問については、無情にも41%が、YES、と回答しています。これは、LGBTコミュニティの中で「男性らしさへの危機感」をもたらしていると分析します。
さらに興味深いことに、41%のバイセクシャル、クィア、ゲイ男性が自分自身を、「男性未満」と感じているとしています。
調査を行なったAttitude誌のMatt Cain氏はこう解説します。
「最近、TVやラジオでは「男性らしさ」について議論されている。女性がますます力強くなってきているため、男性の特権が侵食され始めており、自尊心を持ちにくくなってきている。」
「ただ、より重要なことは、ゲイ男性と「男性らしさ」の関係だ。これはより複雑で、問題をはらんでいる。
もちろん、僕らゲイ男性もこの男性優位の社会において特権を享受している。
とはいうものの、自分がゲイであることで、自分は男性未満ではないかと感じながら暮らしてる。そして、少しでも女性らしさが出てしまうものなら、社会においてより取るに足りない存在であると感じてしまうんだ。多くの他のゲイ男性も、同じようなことを感じている。
この文脈の中で、じゃあ男性らしさってなんだろうって混乱している。ーー」
Attitudeの雑誌を読めば、より深く考察しているようです。(ただし、結論は出ないのでしょうが。)
確かに、女性っぽいゲイの人は苦ってっていうゲイは周りに多いです。友達なら歓迎だけど、パートナーとしてはちょっとねという。そもそも、女性がダメで、男性が好きだからゲイな訳で、女の子っぽい男の子なら、女の子でいいじゃん、っていうことになりますよね。
それでも、性嗜好は多様で、人の好みにとやかくいう必要はありません。「好きになった人が好き」、これでいいのではないでしょうか。
コメントを残す