ナイキがLGBTプライドモデルを発表。 そのデザインは歴史的。

世界でLGBTパレードが多く開催される6月を記念し、世界的スポーツブランドのナイキがLGBTプライドモデルを発表しました。

今年のナイキLGBTモデルは、「LGBTコミュニティで歴史的に使われてきた色とシンボル」にフォーカス。LGBTを象徴するレインボーカラーにインスパイヤしたデザインではあるものの、今年はよりピンクやラベンダー色がベースとなっています。

ピンクやラベンダー色はレインボーカラーがLGBTの象徴として利用される前から、ゲイの解放を目指す色として使われてきました。

ナイキ社は説明します。

「ラベンダーは、男女のジェンダーを表す青色(男)とピンク色(女)を混ぜた色であり、LGBTQ文化における最も古いシンボルの1つである。」

また、デザインの中には、『ピンクのトライアングル』があしらわれていますが、これはLGBTコミュニティの「複雑な過去」を刻んでいます。

「はじめは、第2次世界大戦中に、LGBTの個人が自らを表すために使われ始めた。そして、1970年代には、ゲイアクティビスト(LGBTの権利啓蒙活動を行う人)が再び使うようになった。さらにその後、AIDSと闘う活動である、1980年代の『沈黙は死(Silence=Death)」 キャンペーンに採用された。」

LGBTの迫害とその闘いの象徴であるラベンダーとピンクトライアングルをあえて採用したナイキLGBTモデル、闘いの勝利を祝福して誇らしげに履くのも有りではないでしょうか。

エアーマックスモデルなんて、あまりに芸術的すぎて、普段使いはできなさそうですが。。

(Source: LGBTQ Nation/Nike)

LGBTQ Nation

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