カナダのJournal of Homosexuality誌に発表されたこの調査は、8000人のゲイ及びバイ男性に対してインタビューしたもの。
「教育水準の低い男性は、自分の運命を好転させる選択肢が少ないことから、希望を持てない。教育があれば、それを使って貧困から抜け出すことができるのだが。」
と、ブリティッシュ・コロンビア大学の博士課程修了主任研究者のOlivier Ferlatteは説明します。
8,000人のうち、145人はここ1年で自殺すら考えたことがあると回答。
「ゲイ及びバイ男性のうち、自殺で亡くなる者は、HIV/AIDSで亡くなる者と同じくらいの割合でいる。」
「しかし、この健康上の危機について、特に、どのように社会的な要因と自殺行為が関連しているか、私たちはほとんど知らない。」
この中には、彼女がいるバイセクシャル男性も多く含まれます。これは、マイノリティとして見られることのプレッシャーを軽減するためではないかと考えます。
「バイセクシャル男性にとって、女性のパートナーを持つことは、目に見える形でマイノリティの一員になり、潜在的な差別に合うストレスから自分を守るためと考えられる。」
「ゲイとバイセクシャル男性が、同じように自殺の衝動に駆られるわけではない。コミュニティの中にも多様性があることをみとめ支援すべきだ。」
「低収入で教育水準の低い男性には、利用可能で適切なメッセージを送る必要がある。自殺やメンタルヘルスに関する情報は、彼らにとって必要で理解しやすい明確なものである必要がある。」
世界的にLGBTへの理解が進み、ゲイとして自由に生きることができれば、ゲイで生まれても楽しい人生を過ごせるはずです。そうなれば、教育水準の高低による幸せ感というのは、ストレートにおけるそれと変わらなくなっていくのでしょう。ストレートでも、教育水準が高ければチャンスを掴み、人生を謳歌できますし、その逆も然りです。ゲイだろうがストレートだろうが、勉強しましょう。。
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