日本人は台湾人と同性婚できる?同性婚と外国人にまつわる諸問題。

昨年、台湾の司法省は、「同性カップルの婚姻を禁止することは違憲である」と判決を下し、行政に対して、2年以内に同性婚を合法化するように指示しました。これにより台湾は、アジアで同性婚を認める最初の国となっています。

しかし、台湾の政治家であるHsu Yung-min氏は、これではまだ不十分と考えており、海外で結婚した同性カップルのパートナーも台湾人との婚姻に基づく台湾の居住権を認められなければならないと主張します。

立法化を担当しているWilliam Laiは、関連法規は間もなく施行され、海外で結婚した同性カップルは海外の大使館または領事館で婚姻証明を取り、台湾の担当当局にパートナーシップを登録すれば問題く居住権をえられる、と回答します。

今回Hsu氏が主張している原因は、自身が3年前に南アフリカ人女性と結婚した際、婚姻の認可がなかなか取れなかったという経験から来ています。

実際、多くの台湾人が同性婚の合法化後に台湾に帰国しているものの、配偶者として認められないことから居住権を得られず、銀行口座の開設や仕事を得ることもできずにまた台湾を後にする、という状況に陥っているそう。

もちろん日本では同性婚が認められていないので、当記事のような問題はでませんが、一口に「同性婚合法化」と言っても、実務上色々な課題がでてきそうです。台湾のケースは先行事例として、将来日本でも同性婚が合法化されたい際に参考になるのではないでしょうか。

ちなみに、こちらのサイトによると、日本人は台湾において、台湾人との同性婚が認められるようです。( 『また、同性婚合法化が認められた後、日本人の場合は「單身證明(独身証明)」があれば台湾人パートナーと台湾にて結婚することが可能になります』

台湾好きな日本人、法的権利が認められた同性配偶者が欲しい日本人は、台湾に行って生涯の伴侶を探す、というのもアリかもしれませんね。

Gay Star News

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